コラム

2010年度 「変革の時代への挑戦」

コラム「変革の時代への挑戦」は豊橋創造大学大学院の各教授により、
時代の変革をテーマに、中部経済新聞にて連載しています。毎月第2水曜日に掲載!

vol2. ロジティクス力を高めよ 商品供給の戦略が不可欠

 今世紀に入り、国内需要は市場の成熟化を反映し、モノが「売れない時代」に突入している。そのため、企業は、売れるものしかつくらない、仕入れない、在庫しない体制が不可欠となっており、それを判断する力が「ロジスティクス力」である。

 企業経営にとって必要なことは、顧客に対して必要なものを、必要な時に、必要な量だけ供給することである。この意思決定をするのがロジティクス力なのである。
 そのためには、企業全体で売るための戦略としてマーケティング戦略や生産戦略が必要であるとともに、欠かせないのがロジスティクス戦略であり、ロジティクス・システムである。その仕組みの前提となっているのが、商物分離と製・販・物一体の仕組みであり、POSを含めたコンピュータ技術の発展である。

 また、循環型社会形成のためには、リサイクルに対応したリバース・ロジスティクスあるいはグリーン・ロジスティクスの仕組みの構築も重要な課題となっている。

 さらにグローバル市場での競争においては、企業の枠を超えたサプライチェーン(調達・生産・販売・消費の価値連鎖)を対象とした企業間コラボレーションに基づくサプライチェーン・ロジスティクス・システムの構築が進行してきている。

教授 石田 宏之

専門:ロジスティクス・マネジメント

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