コラム

2010年度 「変革の時代への挑戦」

コラム「変革の時代への挑戦」は豊橋創造大学大学院の各教授により、
時代の変革をテーマに、中部経済新聞にて連載しています。毎月第2水曜日に掲載!

vol6. 企業社会における会計学 ″役割″を知り経営へ生かす

 会計学は、一般にとつきにくいという学生からの嘆きをよく耳にします。でも、会計はとっても便利なツールであると思います。「すごい会社なんだよ」と人に伝えようとする場合、会計に慣れた人であれば、「取引高が大きい」「成長率が高い」あるいは「有形固定資産がすごくある」などと、すぐに概念整理ができるではないでしょうか。

 そこで、2008年、大学院時代の後輩(元中央監査法人代表社員)との共著『企業社会と会計学』を出版しました。学生に会計が企業の経営指針にいかに重要であるか、企業が社会の中でどのように関わっているのかを易しく解説した。会計学の基礎を学習することは、その後の企業経営における会計の役割を理解することにつながる。
 担当している大学院修了生からは、税理士も誕生している。簿記諭、財務諸表論のうち、一科目税理士試験に合格すれば大学院修士論文を審査合格することで、国税庁より「科目認定」が受けられる。将来、中小企業経営者のパートナーである税理士の養成にあたりいつも言う私の言葉がある。「会計が分からんで、会社の経営ができるか」。会計こそ、会社経営の方角を誤らせないための羅針盤であると信じて今後も学生指導に当たりたい。

 私にとって大変楽しみな時期がある。秋の大学院入試で、二年に一名地元の信用金庫職員を引き受ける制度が十年来続いている。創造大学出身者と社会人学生を競わせることで、私自身も大いなる刺激を受けることができるからである。

教授 中野 一豊

専門:財務会計論、国際会計論

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