コラム
2011年度 「教育新生に向けた改革」
コラム「教育新生に向けた改革」は豊橋創造大学大学院の各教授により、
時代の変革をテーマに、中部経済新聞にて連載しています。毎月第2水曜日に掲載!
vol1. 経営学部経営学科の開設を構想
「経営学」の綜合知と「情報コミュニケーション技術」の実践知を獲得
高等教育における教育内容そのものが間われる時代になった。今、求められるものは、これからの社会に向けての、転換である。転換ということは、今の教育分野や教え方が時代に合わなくなってきていることに、問題認識の原点がある。
21世紀の「知識基盤社会」においては、中教審答申コメント(2005・1・28)でも指摘されているように「少数の先見性・創造性・独創性に富み卓越した指導的人材の養成」、さらにこれと区別されるもう一つの人材の養成、すなわち、「専攻分野についての専門性を有するだけでなく、幅広い教養、高い公共性・倫理性と社会性を有する人材育成」のどちらかを求めている。特に本学に関わる後者に対して、教育を担う立場の教員は、専門分野の教育だけを行うのではなく幅の広い教養を持つことをも要請されていると考える。このことは、高等教育機関である本学のこれからの数学のあり方を考えるうえで限りなく重要である。数学のあり方を考えるには、人材育成の教育方法のあり方だけでなく、人材育成の学問分野にも立ち返り、本学がなぜこの世に存在するのか、レゾンデートルは何かをも問われるべきであろう。この問いに対する答えは、本学の教育研究組織の「存在目的」に立ち返ることが必要である。大きな転換を計るときの、1つの有効な方法は、原点に帰ることであり、その存在目的を組立てるものは、本学の見学の「思想・精神」である。また、今我々が置かれている具体的な状況にどう対応させていくのかについても、この原点についての理論的理解から導き出すものである。
以上のような認識を基に豊橋創造大学は、実践を通した『創造性豊かな人間味あふれる次世代社会の人材を育成する』という原点的目的に立ち返り、新たな高等教育組織の設置を決意した。さらなる地域社会の発展に貢献するため、平成24年4月に向けて、実践知獲得を大きな柱とした『経営学部経営学科』の開設を構想中である。
教授 佐藤 勝尚