home    豊橋創造大学大学院健康科学研究科 リハビリテーション 看護

NEWS

第305回東三河産学官交流サロン(ホテルアークリッシュ豊橋)にて
「『宇宙医学研究の展開 〜健康長寿を目指して〜』
‐豊橋創造大学大学院健康科学研究科開設にあたって‐」
というタイトルで講演を行いました。

東三河産学官交流サロンは東三河懇話会を中心に(社)東三河地域研究センター、TCIクラブの三団体が開催している講演会で、幅広いテーマを話題にして産学官民の交流促進と情報交換の場となる交流会を目指して、毎月定例で行われています。2年ほど前に「衰える筋肉とメタボリックシンドローム −その影響と対策−」というテーマで講演をさせていただき、今回が2度目の講演でした。今回は本年4月に開設する豊橋創造大学大学院健康科学研究科の紹介を兼ねて、最近少し身近になった?「宇宙」と宇宙飛行士の健康管理を中心に行われている「宇宙医学研究」をテーマに講演しました。

宇宙飛行士の身体の問題についてはあまり報道されていないことから、ご存知の方は少ないと思います。また、宇宙における宇宙飛行士の身体の変化は、老化現象や不活動に伴う身体機能の退行性変化に極似しており、宇宙医学研究の成果は我々の病気や疾病を予防する予防医学に直結します。一般に医学研究は病気や疾患を治療するという視点で行われますが、予防医学研究は病気や疾病状態にならないように予防することを目標に実施されます。現実問題として宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに滞在しており、こうした宇宙飛行士の健康管理は切実な問題で、早急に解決が望まれています。こうした宇宙医学研究の意義をなどをビデオをまじえながら紹介しました。