2014年7月12日
大学院進学についての相談(その3)
理学療法士の方、あるいはこれから理学療法士になる方で、大学院への進学について興味を持っている方も多いでしょう。
でも、大学院に進学してどうなるのか?という疑問を持っている方も結構いると思います。
そこで、理学療法士が大学院に進学することについて少し私の考えを書いてみたいと思います。そのPART3です。
これまで同様、あくまでも私の個人的な考え方ですので、特定の大学や組織の考えを代表するものではありませんので、予め承知してください。
(Q)豊橋創造大学大学院健康科学研究科に入学すると、仕事はやめなければならないのか?
すでに理学療法士として働いている方の中には、多いのではないでしょうか。答えは「多分辞めなくても大丈夫です」。昼間仕事で働き続け たいのであれば、夜間の授業(18時10分から21時20分)を選択してください。夜間授業だけ履修しても、修了することは可能です。ですが、夜間の時間 を授業だけではなく研究にも充てる必要がありますので、多くの場合2年間での修了は難しいと思います。もちろん、寝る時間を削って頑張れば何とかなるとは 思います。こうした場合、1年間に履修する授業科目を減らして、計画的に3年あるいは4年間で修了を目指すこともできます。こうした制度を「長期履修生制 度」と言います。本学大学院ではこの長期履修生制度があります。ですので、予め3年間あるいは4年間で修了することを決め、計画的に履修を進めます。授業 料などの学納金が不安でしょうが、大丈夫です。長期履修生として認められれば、学納金の総額は2年間で修了した場合と同じです。ただし、長期履修生は計画 的に履修することを目的に申請して認められるものですので、在学中での変更は難しいのもがありますのでご注意ください。長期履修生制度についてもっと詳し く知りたい方はお問い合わせください。
また、平成27年度よりインターネットを利用したテレビ会議システムを活用し、遠隔地からでも授業に参加できる「遠隔授業」を導入します。「遠隔授業」と は、遠隔地にいながら、双方向かつリアルタイムに参加する授業のことです。インターネットに接続できる環境で、Webブラウザを利用できる端末(PCやタ ブ レット、スマートフォン)を介して、世界中どこからでも授業に参加できます。テレビ会議システムを利用しますので、もちろん双方向リアルタイムでの参加と なります。自宅や職場にいながら、本学で実施されている授業に参加し、講義室内で行われている授業中のやり取りを見聞きすることができますし、気になった ことはリアルタイムに発現や質問することができます。また、パワーポイントをはじめとする授業中に提示される資料を自分の端末に表示することもできます し、自分が作成した資料を講義室の教員や学生に提示することも可能です。この「遠隔授業」が導入されるのは一部の科目です。また、遠隔授業が導入された科 目であっても、実施されるすべての授業を遠隔地で受講することはできませんので、ご注意ください。また、開講される授業の中に は遠隔授業では受講できない授業が含まれています。従いまして、一度も通学せずに単位を取得することはできません。詳細はお問い合わせください。
(Q)研究に対する支援体制
現在の研究活動には、修士論文執筆をはじめデータ収集やその解析などPCは欠かせないものになっています。そこで希望者には、可搬型 PC(ノートPC)を修学期間中貸与する制度があります。また、大学院での研究成果を在学中に学術集会(学会)などで発表する際には、参加登録費および旅 費を補助する制度があります。この制度の利用には、研究指導教員からの利用申請が必要となるなど、利用にはいくつかの制限があります。詳細はお問い合わせ ください。
(Q)その他
大学院進学に関して、この他にも疑問を抱いている方がいると思います。何か質問があれば連絡ください。答えられる範囲で答えます。